この記事でわかること
- 地域の交通課題の解決に取り組む「ふじえだmobi」のサービス概要
- プロジェクト実証運行の背景と目的
- 藤枝市との官民連携によるプロジェクトに取り組む若手担当者の想い
■ふじえだmobiってどんなサービス?
ふじえだmobiは、徒歩や自転車のちょい乗りに代わる新しい乗り物です。
事前予約が不要で、スマホアプリまたは電話で呼ぶことができ、運行エリア内の指定した場所で乗り降りができます。
利用者同士の相乗りと、AIシステムによる最適ルートの検索で、お得に効率よく目的地へ向かうことができるのが特徴です。
この実証運行は藤枝市の協力のもと、「藤枝市交通×まちづくり共創プラットフォーム」が企画・協議して運行しています。2023年度に静鉄タクシーが実証運行を実施しており、今回で2回目の検証となります。前回より運行事業者を増やして、静鉄タクシー、藤枝タクシー、志太交通の3社で運行しており、移動のスタイルを変える新しいサービスの有効性を検証します。
■実施の背景と目的
藤枝市は年間250万人の観光交流客を受け入れる一方で、市民の足は7割弱を自動車が占め、恒常的な渋滞や駐車場不足が発生しています。
また、蓮華寺池公園や玉露の里、旧東海道やJ2リーグ藤枝MYFCスタジアム、白子名店街などの地域資源がそれぞれ離れているため、観光交流客は各スポットへの立寄りの短期滞在のみで通り過ぎている状態にあり、機会損失が生じています。
市民生活でも、自家用車を自由に使用できない方々の移動支援が課題となっており、自主運行バス・デマンドタクシー等の施策を講じているもののカバーしきれない需要が存在しています。
以上の背景から、藤枝市における移動環境を見直すことで、自家用車利用による交通渋滞や機会損失などの弊害を減らし、地域経済を活性化し、藤枝市の魅力を高めることを目的として、「ふじえだmobi」が生まれました。
■若手社員による活躍
実はこのプロジェクト、入社5年目の若手社員が主担当として活躍しています!
静岡鉄道では、若手社員にも大きな裁量が与えられ、事業の企画や運営を通して、
リーダーシップやプロジェクトマネジメントのスキルを実践的に身につけることができます。
また、「ふじえだmobi」は藤枝市との官民連携による事業であり、社外の様々な価値観や考え方に触れることができます。
こういった経験や環境が、社員一人ひとりの可能性を引き出し、新たな挑戦に向かう企業文化を支えています。
■プロジェクト担当者のコメント
「ふじえだmobi」は、地域の皆様の日常の移動をもっと楽に、そして快適にするために生まれたサービスです。これまで公共交通機関を利用しづらかった方々にも幅広くご利用いただけることを期待しています。
未来事業創造部グループ企画課では、「ふじえだmobi」のような新しいモビリティの検証を通じて、地域のサステナビリティ向上に貢献していきたいと考えています。
静岡鉄道 未来事業創造部 グループ企画課 永岡駿
入社5年目
ゼネラリストコース
【経歴】
2020年~ トヨタカローラ東海(人事交流)
2021年~ トヨタユナイテッド静岡 カローラ東海静岡店
2022年~ 未来事業創造部 グループ企画課(旧:未来事業創造課)
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