この記事でわかること
- 横断的にまちづくりを進める、静岡鉄道ならではのスケールの大きなプロジェクトの全容と舞台裏
- 入社5年目で主担当として抜擢され、会社としての一大プロジェクトを推進した、担当者のやりがいと成長
- 不動産ソリューション事業部が担う役割と、沿線の賑わい創出・回遊性向上を実現するための具体的な取り組みと成果
目次
入社5年目にして大規模プロジェクトの主担当に
もともとは、静岡鉄道沿線にできる株式会社BANDAI SPIRITSさんのプラモデル新工場開業を機に、共に静岡を盛り上げたいと2022年夏に始動したプロジェクトでした。
BHCPDII MUSEUM | バンダイホビーセンター プラモデザインインダストリアルインスティチュートミュージアム
当時は同部署の別の方が主担当だったのですが、2024年の人事異動により、私がその後任を担うこととなりました。

国際的な玩具メーカーとのコラボ企画であり、プレスリリースを発信する規模の業務―。
これまで培ってきた経験と力がすべて試される、まさに勝負どころのプロジェクトでした。
まだ入社5年目だった私が任命された理由は…、相手を理解しようとする姿勢や業務のスピード感などを評価いただけたのかなと思いつつ、
実は物怖じせず意見を言う、歯に衣着せぬところを買われたのかもしれません(笑)。

当プロジェクトでは、長沼駅に静岡鉄道初となる副駅名「バンダイホビーセンター前」を設置。
そのほか、新静岡セノバでのポップアップストア開設、コラボ記念電車の運行や出発式など、多彩な施策を実施しました。
これらは、1年半かけて情報収集から企画・協議などを重ねてきた前任者の土台があってこそ。
私はそこから、アイデアを具現化するための落とし込みや推進を担っていきました。
回を追うごとに関係者が増える中で実感した「自らの成長」

進行中のプロジェクトに途中から飛び込んでいく怖さはもちろんですが、何より“静岡鉄道”という看板を背負い、
関わる範囲とスケールが大きく広がることにプレッシャーも感じていました。
自分の何気ないひとことが、事態を大きく左右する可能性がある―。その緊張感は常にありました。
その中での最大のハードルは、関連部署や担当者が加速度的に増えていったこと。
電車を使った施策一つにしても、運行に関しては鉄道部、装飾は広告担当部署という具合に部署が分かれ、
さらにBANDAI SPIRITSさんや行政機関として静岡市にも加わっていただくわけです。
Web会議ツールを用いた定例会議では、参加者が多すぎて1画面には到底収まりませんでした。
全体の進行管理を担う私に求められたのは、「誰が何を把握しているか」「誰にコンセンサスを取るべきか」を把握しながらその場を仕切ること。
これは困難を極めました。最も大切にしたのは会議前の準備で、これまでの議事録をすべて読み返し、入念な下準備を行いました。
徐々に慣れてきて、滞りなく回せるようになった頃には自信もついて…。自らの成長を実感できたシーンの一つです。
「餅は餅屋」。プロの力を束ね、チームで成果をあげる
8月30日に実施したコラボ記念電車内での「エコプラ」組立体験会は、私が最も深く関わっていた企画です。
ホームに停車中の電車内で、小学生の親子25組にプラモデルを組み立てていただくもので、新工場オープニング宣伝大使のアイドル
「LINKL PLANET」さんにもアシスタントとしてご参加いただきました。

この “駅のホームに停車した車内でアイドルと一緒にプラモデルを作る”こと自体、非常にレアな企画ですが、
事故のない安全・安心な運行管理は当然ながら最優先。関連部署と慎重に運行計画を設計しました。
異なる分野のことはその道のプロから情報をいただき、それらをどう組み合わせ、最適な形に仕上げるか―。
まさにそれが今回の私に与えられた役割でした。「餅は餅屋」ですから、プロが集まる場では一人ですべてを理解する必要はありません。
このプロジェクトで成果を上げられたのは、前任者を含め関わる全員の役割分担がうまく機能していたからだと感じています。
当日は電車内が親子の笑顔とコミュニケーションであふれ、満足そうに帰られる姿がとても印象的で、私自身もとても嬉しく感じました。
トラブルなく無事終えられた安心感からか、翌日からしばらく体調を崩してしまったのですが(笑)。
“長沼~新静岡”に新たな回遊ルートを創出
このプロジェクトで当社が目指したのは、静岡が誇るプラモデル文化の発信を通じて街の魅力を伝えること、沿線の賑わいを創出すること。
集客力の高い新静岡セノバでのポップアップストアは、瞬間的な話題性と賑わいの両面で大きな効果を発揮したと思います。
実際に新工場のある長沼へ行くと、ポップアップのショッパーを持った方がいらしたり、
逆にミュージアムでの”プラモデザイナー体験”から帰ってきた方がセノバに立ち寄られていたりと、双方を行き来する動きが見られたんです。

せっかく県外から新幹線で訪れる方がいるなら、工場のある長沼だけでなく、新静岡・JR静岡駅周辺:通称”おまち”や、
清水の商店街などにも足を運んでいただきたい、というのが当社や行政側の思いでもありました。
それが目に見える形になったのは嬉しく、期間限定とはいえ“長沼〜新静岡”という回遊ルートが確立できたのは非常に大きな成果だと感じます。
今後も地域の魅力をより多くの方に知っていただくべく、中長期的な視点での施策を続けていきたいと考えています。
情熱と実行力が求められる「まちづくり」に携わるために
当社には社員のやり方を信頼し任せてもらえる環境がありますが、これは与えられるものではなく自ら掴むものだと思うんです。
日々の仕事をしっかり積み重ねることで信頼が得られ、次のチャレンジへと繋がる。
私自身、今後も信頼していただけるよう、成長するための努力を続けていきたいと考えています。

現在は東京、大阪、北海道など全国へ出張し、施設開発やまちづくりのあり方を五感で感じ吸収する経験を積ませてもらっています。
ネットで何でも得られる時代ですが、学生の皆さんには、ぜひ自ら現地に足を運び、
「まちづくり」という視点で街を見る体験をしてほしいと思います。
そのとき得た経験が何の役に立つかは未知数。
だからこそ引き出しは持っておいた方がいいですし、何事もやってみなければ分からないですよね。
不動産事業に携わってきて感じるのは、「まちづくり」は漠然とできあがるものではないということ。
やはり相当な情熱と、実現するための努力が必要です。
地域に貢献するための取り組みを通じて、地域も自分も成長していきたい―。
そのようなマインドを持つ方にはぴったりの事業部だと感じていますし、ぜひそうした方と一緒に働きたいですね。
©創通・サンライズ










