この記事でわかること
- 社員自らが会社をよくするための会社横断プロジェクトの概要
- プロジェクトに参加したメンバーの想い
- 社員が感じていた課題感
変化の激しい時代、「自分たちの会社は自分たちでよくするんだ」という想いのもと、2021年に人事部(会社側)と労働組合(従業員側)が協働して立ち上げた「みんなの100日プロジェクト」。その実態や成果について、事務局メンバーであり、自らも100プロに参加している4人に話を聞きました。
人事部人事課 住吉昂太 2015年入社
経営管理部主計課 和田峻輔 2016年入社
鉄道部運輸営業課 海野数多 2015年入社
人事部人事課 岡村晋作 2017年入社
今回は前半の「100プロってどんなプロジェクト?」をお届けします。
目次
Q.「みんなの100日プロジェクト」はどんなプロジェクト?
住吉 「みんなの100日プロジェクト」は、会社側である人事部と、従業員側である労働組合が協働して立ち上げた、社員自らが会社をよくするための会社横断プロジェクトです。アンケートで集めた「会社がもっとこうなったらいいな」という意見をもとに課題を設定し、従業員自らが課題解決に取り組みます。
海野 社内では「100プロ」と呼ばれています。100プロには現在、副業解禁プロジェクト、男性育休プロジェクト、心理的安全性の向上プロジェクト、生産性向上プロジェクト、人事評価改善プロジェクト、福利厚生改善プロジェクトの6つのプロジェクトがあり、プロジェクトごとにチームを結成して活動しています。
岡村 その6つのプロジェクトを統括するのが私たち事務局の役目です。具体的には、アンケートの実施・集計に、課題の設定、プロジェクトメンバーの募集、各プロジェクトのサポート、活動内容の発信などを行っています。
和田 また、事務局メンバーもそれぞれプロジェクトに参加していて、たとえば私の場合は、副業解禁プロジェクト、福利厚生改善プロジェクト、人事評価改善プロジェクトの3つを掛け持ちしています。
Q.100プロに参加した理由は?
和田 プロジェクトの活動は本来の業務と並行して行うので、仕事が増えるというデメリットはあります。ただ、それ以上に、会社の課題解決に取り組む絶好のチャンスだと思って参加しました。「従業員みんながもっと働きやすい会社になればいいな」という気持ちが原動力になっています。
海野 会社に勤めていると、一緒に働いている人が辞めてしまうことってありますよね。私も何度か経験していますが、それがとても悲しくて。「今働いている人に長く働いてほしい。そのために会社をもっとよくしたい」と思うようになったのが、100プロに参加したきっかけです。
住吉 私はこの会社が好きです。いっぽうで、働き方に悩んだり、実際に辞めてしまったりした先輩や同期、後輩もいる。みんながもっと働きやすい会社にするにはどうすればいいのか、ずっと考えていました。同時に、「この会社にはまだ伸びしろがあるはずだ」とも思っていました。それで、プロジェクトの全体コーディネーターとして立ち上げから参画しました。
岡村 私は人事部人事課の所属なので、労働組合から上がってくる従業員の意見や要望を聞く機会がたくさんあります。そんななか、「会社になんとかしてほしい」ではなく、「従業員自身の手で会社を変えていきたい」と思っている人が相当数いることに気づいたんです。以来、「従業員自らが活動して変えていける環境を提供すれば、この会社はもっとよくなるのではないか」と考えていました。100プロはまさに、従業員自らが会社を変えていくためのプロジェクト。自分もぜひ関わりたいと、参加を決めました。
みんなの100日プロジェクト②のコラムでは、プロジェクトを通した会社の変化や自分自身の変化について、そしてこれからについて引き続きお届けしています。ぜひ合わせてご覧ください。
※この記事は、2022年2月に取材したものです。記事中の内容や社員の所属部署・役職は取材時のものです。