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様々な経験から、自分の得意分野を見つける

未来事業創造部 二村 昌輝

UPDATE:2024.02.29

静岡鉄道株式会社 未来事業創造部の部長としてチームを引っ張る社員に、これまでのキャリアとそこで得た経験やスキルなどをインタビューしました。2006年に入社し、経営管理部門を中心にキャリアを積んだ後、静鉄グループ全体を横断する取り組みを推進しているマネージャー職のキャリア観をご紹介!

この記事でわかること

  • マネージャーの歩んできたキャリア
  • 入社からこれまでの経験を通じだ学び
  • 静鉄社員が描く今後のビジョン

入社初年度 /  経営管理部 経営計画課に配属。2年目にしてM&A実務を担当

 

大学で環境問題を学び、数字には無縁どころかむしろ苦手だった私が配属となったのは経営管理部。2年目にはM&A(企業買収の実務を任されることになりました。買収先が決まっていた案件とはいえ、買収の実務に入社2年目で関わるなどなかなかないこと。貴重な経験をさせていただきました。

 

上司の「入社3年目までの過ごし方でその先が変わる。仕事の負荷がまだかからない今こそ勉強するチャンス」との教えをもとに、簿記の資格を取得。M&Aの専門書を読んだり専門家の方に相談をしたりと、とにかく勉強しました。これが私の素養になっているのかなと思います。

 

入社5年目 /  経営管理部 グループ事業課でグループの連結決算担当に

 

管理会計の部署から、入社5年目で経理経験なくいきなりグループの連結決算担当および連結年度計画策定の担当となりました。

 

グループ各社の経理責任者、いわば経理のプロを相手に依頼や修正依頼をかけていくのですが、知識も経験も劣っているわけですから苦労の連続です。一刻も早くその方々のレベルを超えなければ!と思い、猛勉強の末にFASS検定(経理財務のスキル検定)で部内トップのハイスコアを獲得。信頼を勝ち取っていかなければこのポジションの役割は果たせないと、必死で学びました。

 

総合職では様々な経験を積める一方、何か一つ得意分野があったほうがいい。数字が苦手な私が財務を得意分野にするまでには何年もかかりましたが(笑)、あるときふと「面白い!」とスイッチが入った瞬間があったんです。

 

入社10年目 /  グループ経営戦略室に異動、経営ビジョン浸透&IT推進

 

グループ経営戦略室に異動後は、静鉄グループ中長期経営ビジョン「GT-100」の浸透と、グループのIT推進担当としてIT利活用に関する仕組みを一から作りました。セキュリティ関連の専門資格をいくつか取得したのもこのときです。

 

当時はまだテレワークも浸透していませんでしたが、どこでも仕事ができる環境づくりを進めたいと半ば強引にモバイルノートパソコンに入れ替えました。コロナ禍でやっと“ありがとう”が聞こえてきましたが(笑)、外部環境が変わる前に何かを変えるとなると、抵抗感を持つ方は少なくない。新しいことをやるとき、その必要性を自分の言葉で語れなければ、そして自分自身に「本当に必要だ!」という強い思いや信念がなければ、仲間を作るのは難しいと思うんです。しだいに協力者が増えていく中で、この“強い思い”がいかに重要か痛感しました。

 

入社15年目 /  グループ内のカーディーラー3社を統合、新会社設立に貢献

 

グループ内のカーディーラー3社の経営統合に向けた方針策定と統合実務に携わるため、静鉄GTホールディングスに出向。同じトヨタディーラーといっても、扱う車種や販売先が違えば社風も違います。さらに販売エリアの重複でいわばライバル関係にあったので、社名や企業ロゴの色、販売の仕方に至るまで気を使いながら進めていく必要がありました。現場での調整事項も非常に多く、GTホールディングス全8名のチームメンバーが約9カ月で統合まで持っていくことは困難を極めました。

 

新会社設立前日の3月31日。それはもうチーム全員で泣きましたよね、俺らやりきったな!って。このときほど、チームで仕事を成し遂げることの大切さを感じたことはなかったかもしれない。同時に、これまで培ってきた段取り力やコミュニケーション力など、ありとあらゆる力を最も発揮できたように思います。

 

翌年度、設立した新会社のトヨタユナイテッド静岡にて、将来のカーディーラーに求められることを考え実装する仕事に就き、いくつかの取組みに着手しました。まずは環境問題が叫ばれる中、将来的にEV(電気自動車)が普及することを見据え、EV販売時にエネルギー関連商材(電気自動車充電設備や自宅への太陽光パネルの設置など)をワンストップで提供する仕組みを構築。また車を購入いただいた後のコト体験価値も提供できる企業にすべく、2023年には直営キャンプ場もオープンさせました。

 

入社17年目 /  未来事業創造部で、前例のないテーマに取り組む

 

現在の部署は、「モビリティ変革」「DX・マーケティング」「環境」を重要テーマに、グループを横断するような取り組みを通じて、事業モデルの変革を進めています。

 

「環境」を例に挙げれば、ゼロカーボン(脱炭素)なアクションを啓発・提案するイベント「COOL CHOICE in しずおか」の開催や、地域脱炭素の推進と鉄道沿線の価値向上を目指す「清水静岡レイルグリッド構想」の推進といった、前例のないテーマに取り組んでいるところです。大学での学びがここにきてやっと活かせているのかもしれないですね(笑)。

 

 

今後のビジョン /  壮大なテーマを形にして、地域に変化を!

 

未来事業創造部が立ち上がって2年、形になっているものはまだ多くありません。テーマや内容は壮大ですが、どんどん形にしていきたい。我々の構想が具現化することで、地域が変わった!と体感できると思うので、そういう意味ではもっといろいろなアクションを起こしたいですし、活動量をもっともっと増やしていきたいと考えています。

 

※この記事は、2024年2月に取材したものです。記事中の内容や社員の所属部署・役職は取材時のものです。

 

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