この記事でわかること
- 鉄道エキスパートの仕事内容や1日のスケジュール
- 鉄道エキスパートとして働く社員の想い
目次
業務内容 / お客さまと最初に接する“会社の顔”。
駅係員として、お客さまのご案内や券売機の締め切り(1日の売り上げの回収)、日報作成など、さまざまな業務を担当しています。日によっては、長沼営業所で無人駅のインターホン対応や各駅係員をまとめる遠隔業務も担当しています。
鉄道事業はこれまで60年以上有責無事故を継続しており、静鉄グループ全体における「安全・安心・快適」のブランドイメージの根幹を支える重要な事業です。そのなかでも駅係員は、お客さまと最初に接する“会社の顔”ともいえる存在。その誇りと責任を胸に、静鉄電車に乗って移動するというお客さまにとっての日常の“当たり前”をつくり続け、“静岡を動かす原動力”になるのが私たちの使命です。
やりがい / 今度は自分が子どもたちに夢を与える番。
祖父母の家が線路沿いにあったということもあり、幼いころから鉄道に興味がありました。電車に乗るときは決まって一番前。「いつか自分も運転してみたい」。ガラス越しに見る運転士さんは、まさに憧れの存在でした。
それから十なん年という時が過ぎ、さまざまなご縁があり、夢叶って私は鉄道員として仕事をしています。地域密着型の静鉄電車は、休日を中心に家族連れのお客さまも多く、ホームや車内で子どもたちから手を振ってもらうこともしばしば。そのたびに幼いころの自分を見ているようでうれしくなります。「今度は自分が子どもたちに夢を与える番……」。そう思いながら、子どもたちの期待に応えるのがなによりのやりがいです。
今後の目標 / “当たり前”をつくり続け、静鉄ファンを増やす。
まもなく駅務から離れ、次のステップに進みます。国家資格を取得し、念願の運転士になるのです。大勢のお客さまの命をお預かりするというのは責任重大ですが、“静岡を動かす原動力”であるという使命に変わりはなく、そのやりがいはほかのどんなものにも変えられません。
お客さまにとっての静鉄電車とはどのような存在なのか。運転士という立場で、どのようなアクションを起こしたら、これまで以上に愛着をもっていただけるのか。そのことを常に想像し、“ちょっとした気遣い”を大切にしながら、お客さまにとっての“当たり前”をこれからもつくり続け、静鉄ファンを増やしていきたいです。
My history / 環境や心境を一緒に記録できるカメラは一生の趣味。
接客をするのが好きで、学生時代は飲食店やコンビニなどでアルバイトをしていました。社会人になってからは、写真が趣味ということもあり、出かけるときはよくカメラを持ち歩いています。つい先日も奮発して新しいカメラを買ってしまいました……。スマホの容量を圧迫するという痛い代償はありますが、音楽と同じように、そのときの身のまわりの環境や心境を一緒に記録できるのが魅力だと感じています。一生の趣味です。
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【経歴】
2021年5月~ 鉄道部運転運輸営業所 駅務係、遠隔業務担当
2022年7月~ 鉄道部運転運輸営業所 運転士見習い
2023年7月~ 鉄道部運転運輸営業所 運転士
※この記事は、2022年に取材したものです。記事中の内容や社員の所属部署・役職は取材時のものです。